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ABOUT

私は世界において無価値な存在である。 

それ故に 

私は無価値な存在に 

世界から遺棄された存在に 

世界から見向きもされない存在に強く惹かれる。 

それは廃墟であったり、名も知らぬ草であったり、薄汚れた野良猫だったり。 

ただの壁だったり、壊れた傘だったり。様々だ。 

彼らの放つ微かなヒカリをそっと集めて私は唄いたい。 


壊れたヒカリを紡ぐ唄を。 


無価値な男が無価値な存在を撮り続けることはやっぱり 

無価値な写真を量産するだけかもしれない。 

それでも私は自分が撮り続ける事を無意味な事だとは思わない。 ​

腐肉 狼

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